半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4480 別れを悲しんでばかりではダメなのです

令和2年度の修了式と離任式があり,久々に体育館に全校生徒が集まりました。(もちろん間隔をとって)そして,全校生徒による校歌斉唱(もちろんマスクをつけて)。本当に本当に久しぶりでした。声は小さかったですが,離任される先生たちとっては,素敵な贈り物になったことでしょう。離任式が終わると,2年生だけ残して,私が話をしました。こんな内容です。
「みなさんは,4月から最高学年になると思っているでしょう。しかし,そうではありません。みなさんは,今から最高学年になるのです。日野中学校の最高学年として行動することになるのです。単なる3年生ではなく,最高の学年になるのです。来年の3月は高校受験があります。この中で志望校に絶対合格できると思う人は手を挙げてください。(誰も挙げませんでした)そうなんです,みんな不安なんです。心配なんです。みんな不安だからこそ,仲間の気持ちが分かるのです。気持ちが分かるから仲間を支えることができるのです。仲間が1つになることで,みんなの夢が実現するのです。それが,最高の学年ということです。」
離任式で別れを悲しむ時間も必要だと思いますが,気持ちを切りかえるために,こんな話をしました。