半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4420 「郷土観」

月曜日に公開する道徳授業の指導略案が完成し,昨日,全職員へ配布しました。

初任者が使った教材をアレンジし違う道徳授業を創りました。内容項目は「郷土愛」です。

道徳授業を創る時に最初にすることは,扱う内容項目について自分なりに深く考えることです。

ここでは,自分が郷土についてどう考えているのかということです。

郷土とは何か,郷土への感情,郷土から連想するものは何か,これからの郷土とはなどです。これを「郷土観」と言います。

「観」は,自分の経験と大きく関わっていますから,教える教師が変われば,この「郷土観」も変わってきます。

つまり,初任者が公開した道徳授業は,初任者の「郷土観」に基づいて創ったものなのです。教師が変われば,同じ内容項目でも,違う道徳授業になるのは当然です。

自分の「観」に基づく道徳授業をするのですから,教師も授業意欲も高まります。

借り物ではない,自分の道徳授業ですから。

日曜日に,プレゼンの最終チェックをして完成させます。

さて,月曜日は何名の教師が参観するか楽しみです。