〇「メネシスの使者」(中山七里 文春文庫)★★★★
中山さんの本は初めて読みました。
面白いです。
死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が殺される事件が起きます。
殺害現場には,「ネメシス」というメッセージが残されていました。
「ネメシス」とはギリシャ神話に登場する「義憤」の女神のことです。
日本の司法に関する問題を描いています。
加害者の人権と被害者の人権は,本当に同じにすべきなのでしょうか。
極悪非道な加害者にも,人間としての「人権」を平等に与えていいのでしょうか。
「義憤」を感じます。
最後のどんでん返しに驚きました。
先ほど,中山さんの本を3冊注文しました。楽しみです。