半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4077 読破28冊目「メネシスの使者」

〇「メネシスの使者」(中山七里 文春文庫)★★★★

中山さんの本は初めて読みました。

面白いです。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が殺される事件が起きます。
殺害現場には,「ネメシス」というメッセージが残されていました。

「ネメシス」とはギリシャ神話に登場する「義憤」の女神のことです。

日本の司法に関する問題を描いています。

加害者の人権と被害者の人権は,本当に同じにすべきなのでしょうか。

極悪非道な加害者にも,人間としての「人権」を平等に与えていいのでしょうか。

「義憤」を感じます。

最後のどんでん返しに驚きました。

先ほど,中山さんの本を3冊注文しました。楽しみです。

 

ネメシスの使者 (文春文庫)

ネメシスの使者 (文春文庫)