半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3410 読破22冊目「地図のない場所で眠りたい」

●「地図のない場所で眠りたい」(角幡唯介高野秀行 講談社文庫)★★★
転勤先は決まりましたが,所属学年や担当学年,主任,校務分掌,部活などが全くわからない宙ぶらりんな状態が続いています。
という訳で来年度に向けて作戦を立てようにも立てられないという状況です。
こんな時は,読書をするに限ります。
この本の作者は,冒険家というよりは探検家というほうがしっくりくる二人です。
椎名誠さんが言っていましたが,「冒険」は正しく「探検」は怪しい。
なるほど,なるほど。
「探検家」のイメージは,雪男やネッシーツチノコなど未確認生物(UMA)を探しにジャングルに行ったり,巨大蛇や大うなぎなどを捕獲する人のように思います。
何となくうさんくさい感じです。
しかし,探検家のほうが味があります。身近な存在のように感じます。
この本は,2人が今までの探検について対談した内容です。
笑いの中にも2人の芯の強さが感じられました。
この本で紹介されている本を2冊さっそく購入しました。