半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3068 第53回教育者研究会

今日は,早朝から大学生のK君と一緒に武雄市で開催された第53回教育者研究大会に参加しました。
講師の野口芳宏先生に会うためです。
以前は,東京や群馬まで全国的なセミナーに参加したり,地元で開催するセミナーに野口先生をお呼びして話を伺うことが多かったです。
しかし,最近では経済的理由や家族的な理由により,九州内で開催されるセミナーぐらいしか参加していません。
1年に1回ぐらいしか野口先生とお会いできませんが,毎回いろいろな学びをいただいています。
さて,今回のセミナーでは,野口先生は2つの講座を担当されました。
テーマは,
①「小中道徳教育の根本」
②「五箇条の御誓文を読む」でした。
今回の学びのいくつかを紹介します。

・制度をいじれば世の中は良くなるという訳ではない。
・心の教育を徹底させるためには,教師の授業レベルを上げるしかない。
・価値観(正しいことは)は押しつけていい。
・主体性を持つということは,いいとは限らない。
・小中学校では,価値あることを黙って受け入れさせる。
・現在の道徳授業は,何が正しいか,何が正しくないかを教えていない。
・「諸徳」「元徳」「主徳」
・価値ある口癖は大切
・孝公教育
・社会の根本,本質,原点は協力
・「個」の多用,「個」の氾濫
・教師の「志」が問題
・「南面」の意味
・合い言葉の共有
などです。

土曜日は,実感道徳の全国大会に参加し,再び野口先生の話を聞くことができます。
嬉しい限りです。