半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2379 私なりの祝辞

今日は,卒業式の総練習でした。
卒業証書の受け取り,式歌などすべて本番通り流す練習をしましたが,3年生式歌である「仰げば尊し」を聞いた時に,目頭が熱くなってしまいました。
今まで聴いた式歌の中で,一番気持ちが入っていて,感動したからです。
さて,その練習の中で私が祝辞を言いました。
もちろん,総練習の中には私に祝辞などは予定されていませんでした。
育友会会長の代理として登壇した時に,予告なしで2分程話をしたのです。
話した内容は,以下の通りです。

「3年生のみなさん,ご卒業おめでとうございます。
3年間,みなさんにいろいろな話をしてきました。授業中はもちろんですが,学年集会,修学旅行などの行事など,いろいろな場面で話してきました。
また,いろいろな言葉を投げかけてきました。
人は言葉によって喜んだり,悲しんだり,笑ったりします。
つまり,言葉には,人を変える力があるのです。
私は,言葉の力を信じています。ですから,みなさんにいろいろな言葉をかけてきたのです。
みなさんは,私が投げかけた言葉に素直に応えようとしてくれました。
どうか,これからも他人の言葉を受け入れる素直な心を持ち続けてください。

明日は,卒業式です。
卒業は,「オワリ」ではありません。みなさんの新しい人生の「はじまり」なのです。
ですから,明日はどうか胸をはって卒業してください。」

平成27年3月17日 3学年主任 〇〇〇