半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2285 読破50冊目「ひゃくはち」

●「ひゃくはち」(早見和真 集英社★★★
いよいよ夏の甲子園が始まります。
子供の頃は,毎日のようにテレビで甲子園中継を見ていました。また,どの高校が優勝するのか予想までする熱の入れようでした。
また,漫画では水島新司さんの野球漫画にはまっていました。「ドカベン」「あぶさん」「一球さん」「野球狂の詩」などです。
さて,この本は甲子園を目指す高校球児が主人公で,笑いと涙を交えて描いています。
また,現在と過去を交互に描くことで,ラストの感動をより大きなものにしています。
試合の様子の描写はとてもうまくて,まるでテレビを見ているような感じです。
大人になる寂しさなども描かれていて,野球を知らない人が読んでも感動すると思います。
ちなみに,ひゃくはちとは,ボールの縫い目の数です。
会話の中に,「四苦八苦」も108だと出てきます。
つまり,4×9=36  8×9=72 36+72=108
なんという偶然。



100冊読破の半分まで来ました。
夏休みに稼ごうと頑張っています。
昨年は,100冊読破が達成できませんでしたからね。

ひゃくはち (集英社文庫)

ひゃくはち (集英社文庫)