半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2192 授業の時間配分を考える

昨日,社会科の研究授業を見に行きました。
説明中心の授業で,生徒にとってはガマンの授業でした。
授業開始から,19分間も教師の説明が続いたのです。
どうしてこのような授業になってしまったのか,考えてみました。
いくつかの理由がありますが,今回は時間配分について書きます。
中学校の授業は50分間です。
この50分間でやるべきことを挙げます。
①説明する。
②考えさせる。
③ノートに書かせる。
④話し合わせる。
⑤発表させる
この5つをするだけでも,1つ10分間でしなければいけません。
さらに,調べる,色塗りや地図確認などを取り入れるならば,7分程度でおさえなければいけません。
このように,授業を50分という大きな枠でとらえるのではなく,すべきことでとらえるならば,説明をできるだけ短くしなければいけないということがわかると思います。

授業の基本をしっかりと身につける必要があると,痛感しました。