半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2024 合格者の責任

3年生の今頃になると,私立1本の合格者や公立推薦の合格者が出始めます。そんな生徒たちが,すでに高校生になった気分になり浮ついてくる場合があります。
そこで,今日の授業の合間に「合格者の責任」という話をしました。

「すでに合格内定をもらった生徒が数名います。その人たちは,おそらく受験前にみたいに勉強していないと思います。ひどい場合は,全く勉強もせずにゲームやパソコンで遊んできるのかもしれません。あとは,4月に入学し,入学祝いで携帯やスマホを親から買ってもらうだけかもしれません。しかし,クラスのほとんどの生徒は,3月の公立入試まで頑張っているのです。自分は合格したから,あとは関係ないと思っていませんか。合格した人には「合格者の責任」があるのです。
「合格者の責任」とは,クラスの雰囲気を壊さないことです。今が,一番集中して勉強したい時期です。この大切な時期に,授業中にふざけたり,邪魔をしたり,おしゃべりとしたりすることは,絶対にしてはいけないのです。
合格者は,時間的な余裕があるので,クラスのために何ができるのかをしっかりと考えて,行動してほしいと思います。
そういったクラスの雰囲気を大切にすることで,全員の希望が叶うのです。」

公立入試まであと1ヶ月。がんばれ3年生。