半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4687 秋風とテストづくり

日曜日丸一日かけて,3年生の実力テストと学年通心をつくりました。そして,日曜日に恒例行事である山頭火の俳句の入力。今日までに408句を入力しました。秋の爽やかな空気を味わうこともなく,1日中家の中で過ごしました。何だかもったいない気がします。そのおかげで通心は完成し,テストは80%程度できました。さて,今朝の読売新聞に心があたたまる記事が掲載されていました。「編集手帳」です。
〇昨年11月,香川県の海で修学旅行中の小学生ら62人を乗せた船が沈没した。全員の救助をたたえ,地元の漁船4隻に国連機関から「勇敢賞」が贈られた。児童は救命胴衣えを着け,夕暮れ時の冷たい海に飛び込み救助を待った。それでも我先に助かりたいと望む子供はなく,同級生らの名を挙げて「友達を先に」と頼んだという。先日の式典で,表彰される漁師が児童を称賛した。
こんな事件があったことは全く知りませんでした。こんな児童のうしろには親や教師の立派な教育があったに違いありません。
秋を通り越して一気に冬のような気温となりました。
教室の温かさ,人のぬくもりが有難く感じる季節がきました。
「寒い風の花が散る」(山頭火

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