半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3555 ようやく動いた

昨日のWeb長崎新聞の記事より

〈引用はじまり〉

長崎県佐世保市は17日、佐世保市立小中学校と義務教育学校計70校の教室にエアコンを設置する方針を決めた。同日臨時の教育委員会を開き、報告を受けた朝長則男市長が了承した。

 佐世保市教委によると、設置を検討するのは普通教室と特別教室の計1594教室。費用は51億円程度になると見込んでいる。

 昨年の佐世保市立小中学校の普通教室でのエアコン設置率は0・9%。7月に愛知県で小学1年の男児が校外学習後に熱射病で死亡した事案や、8月14日に市内で観測史上最高の気温を記録したことなどから設置の方針に踏み切った。

 具体的なスケジュールや方法は未定だが、8月下旬の市立小中学校の登校日に、現状把握のため各学校で普通教室の室温を計測する予定。朝長市長は「この暑さの中、子どもたちの教育環境を最も心配している。できる限り早い段階での設置を目指したい」とコメントを出した。

〈引用終わり〉

やっとという感じです。
しかし,計測器だけでなく,実際に扇風機だけの教室に6時間座って授業を受けている生徒の声は聞いたのでしょうか。
教師の声は聞いたのでしょうか。

まずは,市民の声を聞くことから,行政は始まるのではないでしょうか。