半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3294 読破80冊目「教師の文章」

●「教師の文章」(宇佐美寛 さくら社)★★★
文章の書き方はいつ誰から教わったかを覚えている人はいるのでしょうか。
小中学校では,作文の書き方を国語の時間でしたような気がします。
やったとしても数時間ぐらいでしょうか。
読書感想文も書きましたが,きちんとした指導があったかどうか不明です。
いろいろな行事が終わるたびに感想文を書かされましたが,何の指導もなくただ最後の欄まで書くようにという指示があった記憶があります。
もちろん身近な人が,文章の書き方を教えてくれた記憶は全くありません。
教師になっても,管理職から正しい作文指導を受けたことがありません。
これでは,作文がうまくなるはずがありません。
そんな教師にとって刺激的で貴重な1冊となるはずです。
例えば,

・心理文を排除する
・作文指導で重視すべきは文のつみ重ねである。段落などに気にかけてはならない。


この本を読むと,自分が書いている文(このブログの文も)がいかにおそまつかがよくわかり,恐ろしくなります。
もっと,自分の文に責任をもつべきです。

教師の文章

教師の文章