半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3245 能のワークショップ

今日の午後は,11月に本番が上演される能のワークショップがありました。
これは,文化庁が主催する「文化芸術による子供の育成事業」の一環として行われるものです。
さて今回は,本番に出演する1名の生徒を選考するためのワークショップです。
3年生10名が立候補して,すり足,謡い,演技の3つで審査されました。
実際に面をつけてのすり足はなかなか難しかったようで,面を付けると前がほとんど見えなかったそうです。
また,会場の生徒全員で謡いの練習して,本番でも一緒に謡うことになっています。
「そーのーとーきーよーしーつーねーすーこーしーもーさーわーがーず。」
という謡いです。
単調な謡いですが,3カ所だけちょっと難しい箇所があります。
これを本番では,元気よく謡うのです。

2時間という長い時間でしたが,笑いあり,緊張ありの特別な2時間となりました。
さて,10名からたった一人の選ばれたTくんは,本番では「船弁慶」の義経役をします。
あと1ヶ月,練習を重ねていくことになります。
本番がとても楽しみです。