半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3491 読破36冊目「授業力&学級経営力7月号」

●「授業力&学級経営力7月号」(明治図書★★★★
本号での一番の喜びは,野中信行先生と同じ雑誌に名前が載ったことです。
その野中先生の通知表に対する考えがとても参考になりました。

〈引用始まり〉
通知表単独では,次学期の励みにはならない 日常活動や日常授業と連動して考えていく
〈引用終わり〉

子供の成長を伝えるものを通知表だけととらえずに,様々な手段(学級通信,家庭訪問,電話連絡,面談など)の1つとしてとらえる必要があるということです。
こう考えると,通知表の所見欄に力を入れすぎることもなくなります。
確かに通知表は大切なものという考えが強すぎて,ついつい時間をかけすぎる教師もいるのです。
長い文章を書けば,教育熱心な先生と思われるという勘違いをせずに,生徒や保護者に教師の思いや願いが伝わるような所見を書けばいいのです。
つまり,日頃から自分の学級をどれだけしっかりと観察し,どれだけフォローしているかが重要になってくるのです。
これで通知表作成の効率化が図れるのです。