半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3463 授業の「凡事徹底」①

前任の校長の言葉で「凡事徹底」というものがあります。
現在の校長もこの言葉を使っています。
単純に訳すと,当たり前のことを当たり前にやらせるということでしょう。
この言葉は,生徒向けの言葉だけではないと思います。
教師にも向けられた言葉です。
つまり,授業の「凡事徹底」をやっているかということです。
授業でやるべき当たり前のことを毎時間しっかりとやっているかということです。
授業の当たり前とは何でしょうか。
その1つは,「全員参加」です。
教師は,自分の授業に生徒全員を参加させなければいけません。
授業に出席させるのではありません,参加させるのです。
この全員参加は当たり前過ぎるという声が聞こえてきそうですが,現場はそんなに簡単ではありません。
この全員参加がなかなか難しいのです。
それぞれの教師が,この全員参加についてどんな工夫をしているか,それを見るだけでも大きな学びになるはずです。
授業の「凡事徹底」については,これからも折に触れ,書くつもりです。