半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3181 鈴木健二教授の道徳授業

本日,鈴木健二先生が平戸の中学校で飛び込みで道徳授業をされました。
4時間の授業が入っていましたが,何とか組み替えてもらい参加しました。
今までは,模擬授業は何回も参観してきましたが,生徒相手の道徳授業は初めてでした。
この機会を逃すと二度と参観できないと考え,教務に無理を言って参観しに行ったのです。

全校生徒を相手に,困った人に声をかけることの大切さを考えさせる授業でした。
ポスターを効果的に使用して興味関心を高め,生徒の思考を刺激する発問によってゆさぶりながらねらいに近づけていく腕に驚きました。
土曜日のセミナーで語られた道徳授業づくりの4ステップ通りに組み立てられていました。
最後は生徒の身近なところに落とし込むというさすがというしかない,道徳授業でした。
授業に大切な,
笑い,挑発,フォローなどがうまく取り入れられて,生徒たちはうまくのせられていきました。
私が見た感じでは,生徒が多いので意見をなかなか広げたり深めたりできないような感じを受けました。

時間割を変えてもらった同僚には悪かったですが,本当に行って良かったです。
道徳授業は生徒とのやりとりを見なければ分かりません。
やはりライブです。