半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3160 読破57冊目「雑談力」

●「雑談力」(百田尚樹 PHP新書)★★★
教師にとって話が下手ということは,相当なマイナスだと思っています。
ですから,話術の腕を上げるために教師は努力をしなければいけないと思っています。
しかし,公的研修会で「話術」について専門的な指導を受けることはまずありません。
となれば,自分自身で学ぶしかないのです。

野口先生に出合ってからずっと野口先生の話術を学んできました。
間のとりかた,接続詞の使い方,文の長さ,導入など自分なりにまとめたものを,セミナーで発表したこともあります。
今でも,話術の腕を上げるために,落語や漫才などをよく見ます。
コツを盗むためです。
さて,この本は,話術の腕をあげるためにコツがいろいろと紹介されています。
例えば,
①つかみが大事
②数字は重要
③失敗談ほど面白いものはない
④話し上手は聞き上手
などです。

この本は,そういった話術のノウハウだけなく,百田さんの薀蓄が満載です。
ですから,この本を読んだ後はきっとだれかに話したくなると思います。
もちろん,この本で学んだ話術を使うことを忘れずにしましょう。

雑談力 (PHP新書)

雑談力 (PHP新書)