半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3144 生徒の視線

今日,ある授業でT2として入りました。
その授業では,教室に設置されているテレビにデジタル教科書を映し出して行うものでした。
この授業見ながら,こんなことを考えました。
実際に授業を受けている生徒は,何を見る事になるのでしょうか。以下に書き出してみます。

①黒板
②デジタル教科書はが写っているテレビ
③ノート
④教科書
⑤プリントです。

この5つを生徒は,教師の指示に従って見ることになります。

きっと,落ち着かないでしょう。
教科書を見たと思えば,次はテレビを見ます。
テレビを見たと思えば,プリントを見ます。
プリントを見たと思えば,黒板を見ます。

やっぱり落ち着かないでしょう。

私は,毎時間,生徒の目を見ながら授業をしています。
目で学習意欲がおおよそわかります。
目で,分かっているのか分かっていないのかがおおよそわかります。
視線で,どこを見ているかわかります。

ですから,生徒の視線を1つに集中させたほうが,把握しやすいのです。

視線が,黒板と机上だけの動きのほうが実態を把握しやすいと思うのです。

あちこちを見ている生徒の目を追うだけで,疲れてしまいます。

ここまで考えるのは,私だけでしょうか。