半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3067 読破38 冊目「言える化」

●「言える化」(遠藤功 潮出版社★★★
ある雑誌で,アイスの「ガリガリ君」を作っている赤城乳業について読みました。
なかなか面白い会社なので,さっそく買って読んでみました。
この本のサブタイトルは「ガリガリ君赤城乳業が躍進する秘密」とあります。
ガリガリ君と言えば,最近では「ナポリタン」味がまずくて有名になりました。
こういった商品を世に出すのは,この会社の「失敗を恐れない」と「遊び心」という社風があったからです。
また,この本のタイトルどおり,役職に関係なく誰もが気軽にモノを言えるという土壌が出来上がっているのだそうです。
他にも,興味深い話が紹介されていました。
例えば,5Sです。
「整理」…余計な不必要品は身の回り,設備周囲に置かない
「整頓」…綺麗に揃える。元に戻すときは以前と同じように戻す
「清掃」…清掃とは点検。清掃して,傷や不良箇所を見つけたら対策を講じる
「清潔」…不快感を覚えないこと。常にピカピカであること
「しつけ」…礼儀正しさ,モラルなどから出る行動の美しさを磨く
この5つのSは,学校でも使えそうです。
もちろん生徒ばかりではなく,職員にも徹底させたいものもあります。



最後にガリガリ君のミニネタを1つ。
ガリガリ君は最初の設定では中学校3年生でした。
驚きです。