半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2479 あえて壁新聞

11月末に1年生全員で「ふるさと歴史発見」を行いました。市内になる歴史的な施設や史跡
を見学しました。
さて,そのまとめをどうするかを考えたところ,いくつかの案が浮かびました。
例えば,
①班でパワーポイントを作成
②個人でレポート作成
③班で壁新聞作成
④個人で原稿を書き,冊子を作成

最近は,いろいろな発表会で,①をする学校が多いようです。
ICT活用など視聴覚機器を使った学習をすすめているからでしょう。
しかし,私はあえて③を選びました。
壁新聞作成にあたっていくつかの制約を設けました。
①方眼模造紙1枚のみ
②3段組にする
③文字色は黒とあと3色のみ
④写真は1枚のみ
⑤文字の大きさは方眼模造紙のマス目の大きさ
⑥班員で仕事を分担し,必ず一人一役すること
です。

その結果,1年生で12枚の壁新聞ができました。
今日から,その壁新聞を使ってコンクールを始めました。
せっかくのコンクールですから,ちょっとした遊びを入れました。
名称を新聞コンクールではなく,F1グランプリとしました。
Fとは,ふるさと歴史発見のFです。

今日は,3クラスの予選会で,4つ班から2つの班が学級代表として選ばれるのです。
全クラス見ましたが,どの班もそれぞれ工夫をした新聞ができあがり,発表もユニークでした。
中には,歌をつくって歌う班もあり面白かったです。

パソコンでは味わえない,温かみのある発表が聞けてとてもよかったです。
さあ,どの班がF1グランプリのファイナリストになるのでしょうか。

決戦は,2月5日の授業参観で行い,保護者にも審査をお願いする予定です。