2004年,熊本で開催された「国語とこころの教育とっておき講座」
野口先生からの学びを紹介したいと思います。
昔は,九州内であれば若手教師と一緒にいろいろなセミナーに参加していました。
セミナーが終わって帰路の車中でセミナーについていろいろと話したことが,学びの1つになっています。
最近は,若手と一緒にセミナーに行くことはほとんどなくなり,一人で参加することが多くなりました。
その若手が中堅教師になってしまったからでしょうか。
少しさびしい気がします。
第3回「国語とこころの教育とっておき講座」に参加して,熊本で行われたイベントに3人で参加した。そのなかでの学びをいくつか書きたいと思う。
1 児童を引きつける力
飛び込みの授業しかも,飛行機の遅れによる究極の飛び込み授業だったが,あいさつ
をしてから5分程度で,初めてであった児童をグッと引きつけることができる。この
力は何だろうか。
2 否定の生産
現在の教師が一番臆病になっている点である。間違った答えをした時に,教師が助け船
を出しながら答えを言ってあげてい。声が小さい時に教師が一緒になって大きな声で繰
り返す。これでは,子どもは伸びない。野口先生は,次のような言葉をを投げかけ子ど
もの意見を否定した。「バツ」「だめ」「何いってるか全然分からない」「違う」
「それじゃ聞こえないよ」「長く言わないで○を多くする。」
3 心に残った言葉
●「『孝』という漢字の部首は『子』である。」
●「孝は百行(ひゃっこう)の本(もと)」
●「親のあたりまえに育って欲しいという期待を分かっていれば,子どもはそう悪く
はならない。」
●「捨身利他(しゃしんりた)」
●「現在は「孝」ということがあきらめられている。」
今年も是非,野口先生の語りを聴きに行きたいと思っています。