半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2460 立川談志さんの言葉

先日,テレビで放映された「赤めだか」を観ました。
大好きな立川談志さんの弟子である立川談春さんが書いた本が原作です。
本も面白かったですが,テレビドラマも楽しめました。
ドラマの中でも出てきましたが,談志さんの言葉で印象に残っているものがあります。
「赤めだか」(立川談春 扶桑社)にも書かれています。


〈引用始まり〉
「よく覚えておけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの,世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は現実だ。そして現実を理解,分析してみろ。そこにはきっと,何故そうなったのかという原因があるんだ。現実を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
〈引用終わり〉


どうして自分の授業がうまくいかないのか
どうして生徒は家庭学習を提出しないのか
どうして授業中私語が多くなるのか
どうして生徒は授業で学力がついたと実感できないか
どうして講話がうまくならないのか


こういった現実を理解することです。
ここまでは,ほとんどの教師はやっています。
足りないのは,分析することです。
分析するためには,多くの学びが必要となります。
これをやっていない教師が多いと思います。
例えば教育技術に関する情報量が不足しているのです。
そして,行動つまり実践に移すことが大切なのです。
私は馬鹿な教師にはなりたくありません。
だから今年もいろいろなことを学びたいと思っています。