半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2448 素晴らしい自学

中学校では,家庭学習をなかなか提出しないことが問題として挙がってくることが多いです。
ですから家庭学習の時間を少しでも増やすために宿題や家庭学習を出している教師もいます。
しかし,私は家庭学習は強制していません。
提出は自由としています。
にもかかわらず,毎時間半数近くの生徒が自学ノートを提出します。
1年生のあるクラスでは,24名中20名近くが毎時間,提出しています。
その理由は次の通りです。
①いつでもどこでも誰にでもできる課題を出している。
②自学のテーマを授業中にそれとなく言っておく。(例えば,今日の授業中に「ポマト」について少しばかり話して,その他にもいろいろな野菜があるから自学で調べてみても面白いねと言いました。)
③提出した生徒はしっかりとほめ評価する。(特に頑張った生徒にはノートに直接コメントを書くのではなく,付箋に書いて貼ります)
④素晴らしい自学ノートは学年掲示板に貼り,知らせる。
⑤自学ノートが多かった時は,そのがんばり状況を担任へ連絡する。

授業が分かりやすく楽しければ,強制をしなくてもある程度の生徒は自学を提出するようになると思っています。

また,がんばった生徒をしっかりとフォローすることも忘れてはいけません。

つまり,家庭学習を活発化するための良策は毎時間の授業を楽しく分かりやすくすることだと思っています。

今日は,こんな素晴らしい自学を提出した1年生がいました。