半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2425 読破79冊目「市川崑と犬神家の一族」

●「市川崑犬神家の一族」(新潮新書 春日太一★★
本格的な読書に目覚めたのは,中学1年の頃です。
目ざめたきっかけの本は,横溝正史の「八つ墓村」でした。
それからは,横溝正史の本をすべて読破し,次は国内の有名な推理小説にはまり,次は,海外の推理小説にはまりまくりました。
その後,映画の「犬神家の一族」にはまり,「悪魔の手毬唄」「獄門島」など市川作品を次々と観に行きました。
戦後すぐの混乱した時代を背景に,おどおどろしいストーリーが展開します。
そこに,探偵である金田一耕助が登場するのです。もうワクワクが止まりません。
市川監督の作品は,次々に切り替わる登場人物たちのアップ,闇の恐ろしさを表現する照明の妙技。
一気にファンになりました。
そんなこんなで,タイトルに惹かれて購入しました。
金田一耕助役の石坂浩二さんのロングインタビューが面白かったです。

市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)

市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)