●「市川崑と犬神家の一族」(新潮新書 春日太一)★★
本格的な読書に目覚めたのは,中学1年の頃です。
目ざめたきっかけの本は,横溝正史の「八つ墓村」でした。
それからは,横溝正史の本をすべて読破し,次は国内の有名な推理小説にはまり,次は,海外の推理小説にはまりまくりました。
その後,映画の「犬神家の一族」にはまり,「悪魔の手毬唄」「獄門島」など市川作品を次々と観に行きました。
戦後すぐの混乱した時代を背景に,おどおどろしいストーリーが展開します。
そこに,探偵である金田一耕助が登場するのです。もうワクワクが止まりません。
市川監督の作品は,次々に切り替わる登場人物たちのアップ,闇の恐ろしさを表現する照明の妙技。
一気にファンになりました。
そんなこんなで,タイトルに惹かれて購入しました。
金田一耕助役の石坂浩二さんのロングインタビューが面白かったです。
- 作者: 春日太一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/11/13
- メディア: 新書
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