半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2398 読破71冊目「スクールカーストの正体」

●「スクールカーストの正体」(堀裕嗣 小学館新書)★★★★
この本が価値があるのは,大学教授や教育評論家でなはなく,現場の一教師が書いたからです。
しかも,教育書ではなく新書として出版されたことが重要だと思います。
教師以外の人も手に取って読む可能性が高いのです。
教育現場が現在どのようになっているのか,教師がどんな立場に置かれているのか,知ってもらうための良本だと思います。
スクールカースト」という視点で生徒の問題行動を分析するところに興味を持ちました。
また,生徒だけでなく,職員の「スクールカースト」までも言及していて,うなずく部分も多かったです。

さっそく明日,各学級の様子を「スクールカースト」という視点で眺めてみようと思います。
そうすることで,新しい発見があると思います。