半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2364 学習指導要領解説を読む④

p84 
「校長等が授業に参加する際は,道徳科の特質を十分に理解して臨む必要がある」



この部分を読んだ時に,思わず笑ってしまいました。
この文章を逆説的に読むと,「校長等は,道徳化の特質を十分に理解して臨んでいないことがある」となります。
確かに校長等が道徳の授業に参加すると,単なるゲストの立場で参加し説話だけで終わってしまうことが多く,道徳の特質を十分に理解していないと感じることもありました。
現場ではそんなことがたびたびあるので,わざわざ文章化しているのだと思いました。
もちろん,校長だけでなくその他のゲストも同じことだと思います。
ですから,ゲストティーチャーと呼ぶのではなく,ダブルティーチャーとしての意識をもって,ねらいをしっかりと把握して道徳授業に臨むことが大切なのです。
子供に授業をする人が単なるお客様ではいけないと思います。