半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2429 読破60冊目「さよなら妖精」

●「さよなら妖精」(米澤穂信 創元推理文庫★★★
これはミステリー小説というよりは,青春恋愛小説と言ってもいいと思います。
ユーゴスラビアから日本へやってきた少女マーヤ。
マーヤにたずねられた日本のいろいろな文化や習慣のちょっとした謎を考えていく高校生たち。
主人公たちはマーヤとの交流によって,日本について学びユーゴスラビアについても学んでいきます。
そして,マーヤは内紛状態にあるユーゴに帰っていきます。
切ないラストが待っています。
「満願」や「インシテミル」とは全く違ったストーリーで一気に読ませます。
やっと60冊を読破しました。

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)