半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2460 読破40冊目「究極の説得力」

●「究極の説得力〜人を育てる人の教科書」(平光雄 さくら社)★★★★★
久々に出ました5つ本です。
書名に説得力とありますが,これは教師の哲学を説いた骨太的な内容となっています。
ページをめくるたびにマーカーを入れるぐらい,濃い内容です。

話術についてマーカーを入れた部分を紹介します。
「聞く」という作業は重労働なのだ。わかりにくい話は,さらに聞き手に負担を与える超重労働を強いることになる。そんなわかりにくい話になってしまうのには,主に二つの理由がある。
一つ目は,要するに何を言いたいのかわからないということ。
二つ目には,話の内容イメージがわかないような話であるということ。

野口芳宏先生の話とつながる部分もあり,大いに参考になりました。

最後に目次に一部を紹介します。
・愛と気概の人になる。
・師をもち,師に学び,師を真似る
・机の上は頭の中を映す
・揺れながら安定すればよい

教師とは,こうあるべきだという熱い哲学を学ぶことができた1冊です。

究極の説得力 ~人を育てる人の教科書~

究極の説得力 ~人を育てる人の教科書~