半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2452 読破39冊目「プチ革命 言葉の森を育てよう」

●「プチ革命 言葉の森を育てよう」(ドリアン助川 岩波ジュニア新書)★★★★
人の心は言葉によって変わります。
心は,相手が発した言葉によって一瞬で,変わります。
心ない誰かの一言で,嫌な気持ちになったり,暗い気分になることもあります。
逆に,落ち込んだ時などは,誰かの一言で気分が楽になることもあります。
言葉には,大きな力があるのだとつくづく思います。
ですから,いろいろな言葉を習得しておこうと,いろいろな本を読んだ時にメモをとっています。講演会でも,メモをしています。


ドリアンさんは,次のように言っています。
〈引用始まり〉
「言葉はいたるところにあふれていますが,そのみなもとは人の内側です。すべてそこからやってきます。口から出る前,あるいはペン先やキー操作で文字に変わる前はそこにしか生息できません。心と言葉を切り離すことはできないのです。だから,心に風が吹く時は,言葉も乱暴にそよぎます。心の中に意地悪の種がある時は,言葉まで意地悪な色に染まります。心に温かな日溜まりがあれば,言葉にぬくもりが宿ります。また,逆も言えるかもしれません。言葉を明るくしてやれば,心も明るくなっていくはずです。」
〈引用終わり〉

そのとおりだと思います。
言葉は,心です。
言葉は,人柄です。