半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2278 授業改善研修「小学校・道徳」

今日は,午後から市総合教育センターに行きました。
道徳授業について学びを深めるためです。
今日の講師は,長崎大学の山岸先生でした。
昨年,山岸先生は私が長崎大学で行った道徳授業を参観されました。
それがきっかけでつながりができましたが,山岸先生の講義は受けたことがありませんでしたので,今回はとても楽しみでした。
講義の大きな柱は,批判的思考でした。
いろいろな情報やデータをそのまま鵜呑みにすると,物事の本質を見失ってしまいます。
これは,道徳授業のネタ探しについても同じことが言えます。
例えば,ネット上でのいい話などです。
例えば,疑似科学です。(マイナスイオンゲルマニウムなど健康にいいと言われていますが,科学的には実証されていないもの)
例えば,資料の出所が不明なものなどです。
また「心のノート」に掲載されている資料を引用しながら,批判的に考えることの大切さを説明されました。面白い視点でした。
なかなか刺激的な内容でした。
しかし,内容が多すぎという感じがしましたので,次回は1つのことに絞って深くしかも具体例を多く紹介しながら講義をしてもらうといいかなと思います。
講義が終わって,山岸先生と道徳授業についてちょっぴり話をしました。
このつながりを確かなものにしていきたいなあと思います。
山岸先生ありがとうございました。