半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2254 道徳部会

今日は,午後から市道徳部会がありました。
そこで,道徳授業を参観しました。
授業者は,サークルメンバーで教頭を勤めるO先生でした。
扱った内容は,野口芳宏先生の「幸福の方程式」で,資料を使わずに生徒とのやりとりを通して,幸福とは何かについて深い思考させるものです。
資料を使わない道徳授業をする上で注意すべき点は,生徒の意見が授業のねらいから外れていってしまうおそれがあるということです。
そのためには,生徒の発言をできる限り予想しておくことです。
また,意見が様々出た時に,どのように束ねていくかが大切です。
つまり,教師の腕と技が試されるのです。
O先生は,とても落ち着いた進め方で生徒をうまくねらいに近づけていきました。
発問の練り方が足りない部分もありましたが,さすがに授業慣れをしている先生だと感心しました。
その後の授業研究でも,いろいろな意見や感想や悩みなどが出され,活発な研究会となりました。
初任者も参加していましたが,参加者から多くのアドバイスもあり,よかったと思います。
次回は9月です。
私も来年の1月に研究授業を実施する予定です。