半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2194 今朝は,疑問から始まった

今朝の,朝食をとりながら新聞を読んでいると,あることが気になりました。
読売新聞の1面に掲載されていた,「編集手帳」の冒頭です。
その始まりが次の文でした。
尾籠な話で恐縮だが,・・・・・」(※「びろう」とルビはふってありました)
恥ずかしい話ですが,この「尾籠」という言葉の意味を知りませんでした。すぐに電子手帳で調べてみると,
①礼を失すること。無作法。無礼。不敬。
②きたなく,かわがらしくて,人前で失礼にあたること。(広辞苑
とあります。
この文を書いた記者は,この「尾籠」と語句をどうして使ったのでしょうか。
新聞というのは,読みやすく,分かりやすい文章を書くというのが一番大切なのではないでしょうか。
どのあたりの読者を想定してこの記事を書いたのでしょうか。中高生では,この「尾籠」という語句を知っている人はあまりいないと思います。
サラリーマン層でしょうか。
これぐらいの意味は知っておいた方がいいのでしょうか。一般常識なのでしょうか。
どうして,「無作法な話で恐縮だが,・・・・・」ではだめなのでしょうか?
これでは,記者の意図が伝わらないのでしょうか?
いろんな疑問が残る,朝の始まりでした。