〇「あめつちのうた」(朝倉宏景 講談社)★★★★
甲子園球場のグランド整備をしている「阪神園芸」を舞台にした青春小説です。
以前、グランドキーパーを扱った道徳授業を作りましたが、裏方でがんばっている人たちの姿に魅力を感じるからです。
現在、特別な甲子園が開催されていますが、高校球児たちは複雑な思いを胸にプレイをしていることでしょう。
自分たちが甲子園で野球ができる喜びの陰には多くの人たちが支えてくれていることを感じていると思います。
もちろん、甲子園のグランドキーパーたちへの感謝の気持ちも含まれていると思いたいです。
中学生に読ませたい1冊です。
読後にさわやかになれます。