半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3551 精霊流し

今日は,お盆で親戚が実家に集まりました。
甥や姪や甥の子供や姪の子供まで合わせると20名近い人数となりました。
夕方,墓参りをして夕食をとり花火をして,最後に精霊流しをします。
長崎市内の精霊流しとは違って小さな舟をつくって庭の泉水に置き,皆で手を合わせます。
大切な年中行事の1つです。幼稚園や小学低学年の子供達が,このような行事を体験していくことはとても大切なことだと思います。
「いつもご先祖様が見ている」という意識を持たせることは,自制に繋がるからです。
自分以外の力によって律せられる。
まさに,野口先生が言われるところの「他律的自律」です。
人は2度死ぬと言われています。
1度は,医学的な死です。
2度は,忘れ去られた時です。
そういった意味でも,お盆は亡くなった人びとを忘れないようにする大切なシステムと言ってもいいでしょう。