半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3505 読破44冊目「教師のチカラ34号」

●「教師のチカラ34号」(日本標準)★★★
本号の特集は,「脱 ざんねんな授業」です。
日常的に,いい授業をしているか,残念な授業をしているかを自覚している教師はどれぐらいいるのでしょうか。
たまに研究授業をするとその後に授業研究を行います。
その場で,適切な指摘や代案などを示してもらえば,いいか残念か分かるのですが,なかなかそうはいかないようです。
また,そのような場で批判的な意見を言うことをためらう教師が多いので,いい授業か残念な授業かの基準がないのです。


そのことを鈴木健二先生は次のように書いています。

〈引用はじまり〉
「ざんねんな授業」とは,簡単に言えば,つまらない授業のことです。つまらない授業では子どもの学ぶ意欲が換気されません。ですから,学力を含め,授業で育てるべき力が伸びていきません。しかし,自分の授業が「ざんねんな授業」であることに気づいていない教師が圧倒的多数です。気づいていたとしても,どうしたら抜け出すことができるかわからず,もがいている教師も多いことでしょう。
〈引用終わり〉


もがくならまだ希望があります。
もがくことすらせずに,これでいいと惰性授業をやっている教師も圧倒的に多いと思うのです。

子どもを「育てる」教師のチカラ No.34 (2018年夏号)

子どもを「育てる」教師のチカラ No.34 (2018年夏号)