半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3285 隙間の時間②

前回,教師は隙間の時間が危険であることを認識すべきたと書きました。
その危険とは,いじめなどの生徒指導上の問題が発生しやすいということです。

こういった認識があるからこそ,隙間の時間をできるだけ作らない努力をしています。
つまり,担任が学級に来るまでの間,学年の廊下などにいて生徒の様子を観察しているのです。
もちろん,立っているだけではありません。
生徒との会話や指導もしています。
毎日やっていることですから,生徒たちも当たり前のように感じています。
自然なかたちで隙間の時間を作らないようにしてきた成果だと思います。

隙間の時間を作らないことで,大きなトラブルを防ぐことができると思います。
教師の意識の差が,問題行動発生の要因となっているのかもしれません。
野口先生の言葉を思い出します。
「学校ができるのは,防火作業であって,消火作業ではない」
名言です。
日々の防火作業を続けることが重要です。
一旦大きな問題やトラブルが起こってしまえば,専門機関に任せるべきなのです。