半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3258 読破71冊目「週刊 東洋経済」

●「週刊 東洋経済9/16」(東洋経済新報社★★★
この雑誌を購入した理由は,特集を読みたかったからです。
その特集とは「学校が壊れる〜学校は完全なブラック職場だ〜」です。
なかなか刺激的なタイトルです。
しかし,内容は現場のことをしっかりと考えたものになっています。
目次から拾ってみると,
・教師の異常な勤務実態
・搾取される非正規教員
・迷走が続く全国学力テスト
・教員の多忙はこう解決せよ
です。

〈引用始まり〉
中でも,面白かったのは,教員の多忙をどう改善していくかというところです。
多忙の悪循環がまさにその通りだと感じました。
仕事ができる教員に業務が集中する。できない教員は比較的軽めの業務となるが,十分に育成されていない教員の中には学校運営や生徒指導をうまくできない人が出てくる。ひとたびトラブルが起これば,管理職や周りの教職員が問題対応に追われる。「もう続けられない」と辞めたりする教員も出てくる。そうすれと残った教員の負担が増し,最後には職員室が崩壊してしまうという悪循環だ。
〈引用終わり〉

抜本的な改善策を講じない限り,学校現場に未来は見えてこないように感じます。