半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3237 読破65冊目「自衛隊の戦力」

●「自衛隊の戦力〜各国との比較〜」(菊池雅之 メディアックス★★★
一般的に「平和学習」はしますが,「戦争学習」はしません。
「平和集会」はしますが,「戦争集会」はしません。(当たり前です)
日垣隆氏も「戦争学」の大切さを論じていました。
どうして戦争が起こるのか,古代ローマ時代から現代までその原因と結果を知ることで,戦争を防ぐことができるかもしれません。
教科書では,戦争の原因について一面的な見方しかできません。経済学的な視点,地理的な視点,人種民族学的な視点,哲学的な視点など多面的な見方が必要なのです。
現場教師は,憲法9条についてしっかりと教えますが,自衛隊については,どれぐらい教えているのでしょうか。
また,自衛隊についてどれぐらい知っているのでしょうか。
そんなことを考えると,自衛隊の戦力についての知識を持っておく必要があると考えて,この本を購入しました。
大きな写真が掲載されていてとてもわかりやすいです。
また,自衛隊だけでなく,北朝鮮や韓国,中国,ベトナム,フィリピンなどアジア各国の戦力を比較してある点が面白いです。
小林よしのり氏の「戦争論」も興味深い内容でした。