半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3218 学力向上の鍵は何か

国学力学習状況調査の結果が出ると,現場では校内研修がさかんになります。
どうすれば,学力が向上できるかということについて,研究授業や協議などを行うのです。
結論から言えば,学力向上で一番大切なことは,教師自身の意欲をどうやって高めるかということだと思います。
つまり,周りがいくら叫んでも,ひとり一人の教師の気持が変わらないと学力向上は望めないということです。
「笛吹けども雀踊らず」というのが,悲しいでことですが,現状だと思っています。
では,どうすれば,教師の気持ちが変わるのでしょうか。
それは,「師」をもつことです。
「あんな教師になりたい」
「あの教師に近づきたい」
という憧れの「師」を持つことです。

「師」の本を読む,セミナーに参加する,マネをする,質問する,批判を受けるなどすべてを素直にできるようになります。
近づく努力をするようになります。

私の「師」は,野口芳宏先生と深澤久先生です。

この2人との出会いによって,私の教師人生が大きく変わりました。
厳しい2人ですが,教育の根本,授業の根本について教わったと思っています。

こんな2人の「師」と出会えた私は,教師としてとても幸福です。