●「栄光の岩壁(上)」(新田次郎 新潮文庫)★★★★
大好きな山岳ものです。
先日読破した「孤高の人」でとても気に入りましたので,この本を購入しました。
若い頃,冬の八ヶ岳で凍傷にかかり両足先の部分を亡くした男,竹井岳彦の物語です。
そういったハンデに負けずに,強靱な肉体と精神力で日本の有名な岸壁を登攀していきます。
下巻では,アイガー北壁に挑む流れになりそうです。
新田さんの登山描写は緊迫感が伝わり,登山経験のない私でも実際に登っているような感覚になります。
実在した人物ですが,プロスキーヤーの三浦雄一郎さんも登場します。
下巻が楽しみです。
夏に読むのには,ぴったしの本です。
この夏休みには,15冊の本を読破できそうです。
- 作者: 新田次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1976/11/02
- メディア: 文庫
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (9件) を見る