半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3502 「はい」以外の言葉が言えない

日頃,教師が意識しないで使っている言葉がいくつかあります。
それを言っても生徒は,「はい」としか答えられない言葉です。
例えば,
「いいですか」という言葉です。
長々と話した最後に,「いいですか」と言います。
生徒は,「はい」と答えます。
声が小さいと語気を強めて「いいですか」と繰り返します。
生徒は,さっきよりも大きな声で「はい」と言います。
このような状況で「はい」以外の言葉は発せられません。

次に,
「わかりましたか」という言葉です。
これも,生徒は「はい」という言葉しか言えません。
どんな分かりづらい説明でも,生徒は「はい」としか言えないのです。


つまり,このような言葉を聞くたびに,もっと話術を磨く必要があると思うのです。
教師は,「いいですか」や「わかりましたか」という言葉を話の最後にもってこないことを意識すべきなのです。