半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3449 マルチプレイヤー教師

連休中に,練習試合に行くことがありましたが,そこで考えたことです。
それぞれの学校の部活顧問である教師は,熱心に指導していました。
おそらく,この連休中は,休みもほとんどなく部活動を指導しているのでしょう。
生徒たちも,その指導に応えようとしています。
生徒からの信頼もあるのでしょう。

さて,このような熱心な教師は,授業,学級経営,保護者への対応,校務分掌,生徒指導も熱心にしているのでしょう。
まさに,マルチプレイヤー教師です。

このようなマルチプレイヤー教師は,必要なのでしょうか。

もちろん,私はマルチプレイヤー教師にはなれません。

能力的にも時間的にも年齢的にも無理です。

マルチプレイヤー教師が,燃え尽きないことを願っています。



これと関連があるかもしれませんが,いよいよ文部科学省が,部活動改革に乗り出しました。
今日のヤフーニュースから引用します。

〈引用始まり〉

 自民党は、学校の運動部活動のレベル向上や安全確保のため、指導者の国家資格制度導入に向けた検討を進める。

 各種目で専門的技能を持つ外部人材を積極的に活用することで、指導内容を充実させるとともに、教員の負担軽減につなげることも狙う。年内に制度の骨格をまとめて政府に提言し、来年以降に関連法整備を経て実現することを目指す。

 国家資格は教員と外部人材の双方が取得できることとし、合格者を「スポーツ専門指導員(仮称)」に認定。資格取得に当たっては、実技テストや研修を受けてもらうことを想定している。文部科学省は4月から、外部人材が指導や大会への引率を行うことができる「部活動指導員」制度を導入しており、国家資格化により指導者の信頼性を高めたい考えだ。

 教員による部活指導は、長時間労働の要因の一つになっている。さらに、「専門外の教員が顧問に就いた場合、適切な指導ができない」「教員の転勤で継続的な対応が難しくなる」といった指摘もある。外部人材の活用には、こうした問題点を克服できる利点がある。

〈引用終わり〉


できるだけ早く,実働することを願っています。