半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3216 いじめ防止のために

今日は,全員そろって勤務する最終日でした。
朝からずっと職員会議があり,最後に校内研修がありました。
校内研修のテーマが「いじめ防止」についてで,その中で次のような発言をしました。


いじめを防止するための決め手はないと思います。
決め手はありませんが,防止の1つとして大切だと考えていることが,生徒を観る目を鍛えるということです。
観る目には2つあります。
1つは個人を観る目です。
2つは全体を観る目です。

生徒の小さな変化に気づくようになることだと思います。
そのためには,生徒を観る場面を少しでも多く意識的につくることです。
例えば,あいさつ運動で声をかけ生徒の変化に気づく。
例えば,授業開始の5分前に教室に行く。
例えば,下駄箱を見る。
例えば,放課後,教室に行き,机を並べ掃除をする。
などです。

その他,私が気をつけてやっていることは,「隙間の時間をつくらないこと」です。
隙間の時間とは,例えば,全校集会などが終わり教室へ移動する時に,教室に早く行って生徒を待つということです。
つまり,生徒だけの時間をできるだけつくらないことです。

これが決めてではないのです。
決め手がないからこそ,様々な手を考えて実践していくしかないと思います。