半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3149 読破55冊目「国のために死ねるか」

●「国のために死ねるか」(伊藤祐靖 文春新書)★★★★★

安全保障関連法案や憲法改正問題やPKOに関わる問題などが国会やマスコミで論議されています。
賛成反対など様々な意見が出されています。また多くの評論家が勝手なことを言っています。
しかし,国会議員や評論家などは,自衛隊員が現場でどんな事態に直面しているのか,どんなことで困っているのか,どんなことができないのかという事実をどこまで認識しているのでしょうか。
この本の著者は,自衛隊に特殊部隊を作った人です。こんなことを書くと右翼的な内容だろうと邪推する人も多いでしょう。
しかし,そんなイデオロギー的な内容ではありません。
国家とは何か,
国をを守るとはどんなことか
命を懸けるとはどんなことか
戦争とは何なのか
などについて,
自分の肉体を使って考えた現場主義ノンフィクションだと思います。

一人の男の生き方たリーダ論として読んだ時,大きな感動を得ました。
タイトルの「国のために死ねるか?」なのか「国のために死ねるか!」なのか
どっちなのでしょうか。

久々の5つ本です。