半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3104 小刻み活動法

昨日,1年2組で行った社会科の授業記録を大学生のKくんが見せてくれました。
発問や指示,フォローなど授業の様子が細かくメモされていて驚きました。
ビデオやボイスレコーダーなしで細かくメモしてあったからです。
その記録を見ると,50分間に12の活動を取り入れていたことが分かりました。

主な活動として,
①3問テストで前時の復習をする
②発問→考える→ノートに書く
③発問→探す→ノートに書く
④指示→地図さがし→指で抑える
⑤クイズ→3択から1つ選ぶ
⑥質問→発表する
⑦それそれを個別即時評価する
などです。

1つの活動は,平均4分程度です。

つまり,50分間に小さな活動を多く取り入れているのです。
こうすることで,授業にテンポが生まれます。
スピードが求められます。
休む暇がありません。
全員が参加します。

このことを野中信行先生は,「小刻みな活動法」と呼んでいます。
詳しくは,野中先生のブログを見てください。
http://nonobu.way-nifty.com/blog/2016/09/post-9832.html

私の授業方法をまとめると
①教科書中心の授業
②小刻み活動法
③個別即時評価
④テンポとスピード
⑤フォロー
となります。

50分間,教師がだらだらと説明したり,生徒がだらだと活動したりする授業で,はたして学力が向上するのでしょうか。

写真は,K君の自作授業参観レポートです。