半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3055 保護者からのメッセージ

先日,市内のY中学校で行った道徳授業の保護者感想をいただきました。
そのいくつかを紹介します。
・子供がしていることをそばで見ていると,つい口や手が出てしまいがちですが,失敗させてみるのもその子の経験で,失敗を悪いことだととらずにまたやってみようというチャレンジ精神を育てていかなければと思いました。
・「思っていれば成し遂げられる,できる」強く思うことで,何でも成し遂げられることを娘と考えることができました。最初からあきらめるのではなく,ふとしたことがきっけけになることがあるよねと自信につながっていくこともあるよねと話しました。これから,ためらわず,いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。
・孫が良き授業を聞いてきたみたいでよかったです。これからの生活に生かしていけるところがあったら生かしていってほしいです。
・先生の話を聞くことはできませんでしたが,子供たちが自分はできるという自信を持つことは本当に大切だなと思います。ロケットの作り方も,友だちと考えながら作るところがいいと思いました。

このようなメッセージを書いたということは,生徒が保護者に道徳授業の話をしたということです。
ここに私のねらいがあります。
道徳授業を通して,生徒と保護者,学校と保護者がつながるようにしたいいのです。
生徒の道徳性を養うためには,道徳授業だけではなかなか難しいのです。
学校と保護者とが同じ歩調で子供を育てていけば,必ずよい方向へと成長すると信じています。

道徳科になっても,1つの道徳授業を生徒と教師,生徒と保護者,保護者と教師が「共有」することが重要となると思います。

お忙しい中,メッセージを書いていただいだY中学校1年1組の保護者の皆様,ありがとうございました。