半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2554 雑務に追われて,大切なことを忘れてはいないか

いよいよ明日は,平成28年度の始業式です。
4月1日に新しいメンバーがそろって今日まで,職員会議や学年部会や分掌部会などの話し合いが続きました。
これはこれで仕方がないことですが,学級担任にとっては学級事務の時間が少なくなってしまったと思います。
残されたわずかな時間で,机いすのラベル,学級名簿,日直の仕事,学級組織,給食当番,掃除担当者などの準備を次々とこなしていかなくてはいけません。
おそらく,今日は夜遅くまで学校に残り,仕事をしている教員も多いと思います。

しかし,大切なことを忘れているように思いました。
例えば,以下のようなことです。

①学級びらきをどうするのか(第一声で何を言うのか)
②生徒との出会いをどう演出するか(どんな楽しいゲームをするか)
③3・7・30をどうするか(どんな戦略を練っているのか)
④どんな生徒に育てたいのか(具体的な像)



明日になって生徒の顔を見て指導をしてうまくいくわけがありません。
そんな場当たり的な指導では,生徒との縦の関係をつくることは難しいのです。

私は,1年間,この学年をどうやってまとめていくかを考え,ノートに書き出し,戦略を練りました。
果たしてそれが,うまくいくとは限りません。
しかし,年度初めにすべき大切なことだと信じています。
明日の始業式で生徒たちがどんな顔をするか楽しみです。