●「空へ」」(ジョン・クラカワー ヤマケイ文庫)★★★
熊本のU先生からいただいた本です。
読もう読もうと思っていましたが,分厚いのでちょっと手を出すことをためらっていました。
そこで,鹿児島出張の行き帰りで読もうと決意してバッグに入れていきました。
内容は,1996年に起こったエベレストでの遭難を扱っています。
日本人を含めて6名の犠牲者が出た,最大の遭難事故でした。
今までに,多くの山岳小説や登山のンフィクションを読んできましたが,ここまで丁寧に細かく取材した本はないと思います。
エベレスト登頂を成功させたのち,下山途中で荒天に遭い遭難してしまった様子を数多くの関係者から細かく聞き取りを行い,事実を探っています。
先日,栗城さんがエベレスト無酸素単独登頂を断念しましたが,この冒険がいかに難しく危険なものなのか改めてわかりました。
空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)
- 作者: ジョン・クラカワー,海津正彦
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2013/07/31
- メディア: 文庫
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