半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2389 読破68冊目「よくわかる学校現場の教育原理」

●「よくわかる学校現場の教育原理」(堀裕嗣 明治図書★★★★
この本は,巷にある教育ハウツー本とは全く違います。
教師としての哲学を持つことの大切さを語っています。一番共感したのは,「十割主義から六割主義へ転換する」という部分でした。
50代中盤にさしかかって教師生活も残りがわずかとなってきた今,この言葉が胸に刺さりました。
言い方をかえれば,ある程度の仕事を譲り若手を育てることだと思います。
初任者が読むよりも中堅クラスの教師が読むといいと思います。
教師人生の折り返しを過ぎた頃に読むと実感としてよくわかると思います。
しかし,値段がちょっと高すぎませんかね。