半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2507 野中先生と会えました

25日の土曜日に福岡で開催された野中信行先生のセミナーに参加してきました。
野中先生の講座を受けたのは初めてでしたが,予想以上に素晴らしい内容でした。
また,この講座は若手教師に是非受けて欲しいと思う内容でした。
教師というのは,普通の職業と違い風変りな世界です。
3月末まで大学生だった人が,4月からいきなり先生と呼ばれるのです。
しかもほとんど何も知らないまま,学級を担当し授業をするのです。
こんな無謀なことはないでしょう。
そんな新任教師のよりどころとなるのが,自分が過去に教えてもらった教師の姿であり,受けてきた授業だと思います。
何となくのイメージでやってしまう教師が多いのです。
(素晴らしい初任者指導や先輩教師がいる学校では,こんなことはないと思います)
こんなやり方で,子供を統率することができるわけがありません。
中学校教師の中には,3年ぐらい経験すればそれなりの教師になったという勘違いをする人がいます。
10年も経験すれば,何でもできるような錯覚に陥る教師が出てくることがあります。
こんな教師を出さないためにも,野中先生の講座を若いうちに受けさせるべきだと思うのです。

今回,野中先生とも休憩時間に直接お話が出来たことも非常にうれしかったです。
このつながりを大切にしたいと思います。

最後に,このセミナーを企画し運営していただいた福岡「つなぐ」のスタッフの皆さんに感謝をしたいと思います。
若手が多くエネルギーを感じる素晴らしいサークルでした。

ありがとうございました。